■公立高校の合格者はこうして決定する■

内申点と学力検査の相関方式で合否を決定

 公立高校入試の合否を決定するのは、来年3月に行われる「学力検査」と「3年2学期までの定期テスト」 の結果等から作成される「内申書」です。  石川県の場合、学力検査と内申書は同様に扱われます。つまり調査その他の書類と学力検査の成績を資料に 高等学校長が選択を行い、学力検査をタテ軸、内申書をヨコ軸にした相関図を作成し、上位の段階にいる 受験者から合格とする高校が多いようです(図参照)。また最近では、内申点と学力検査点の成績順位を比較して 判定する方式も合わせて、合否を決めるところも増えてきています。それに加えて「傾斜配点―高校の実情に 合わせ科目間の配点を変えるもの」が導入されれば、普通高でも500点満点の評価が変わってくることも 考えられます。  以上のことから、入試本番に向けて着実に実力を伸ばしていくことがより重要になってくる、というわけです。